今回は上肢の痺れを起こしやすい斜角筋症候群について紹介します。

上肢の痺れは肩こりと頸部痛との併発症状として出現している場合が結構多いです。

痺れが起きる原因として斜角筋症候群や過外転症候群、肋鎖症候群などといったものがあり、

これらをまとめて胸郭出口症候群といいます。

胸郭出口症候群とは、主に何らかの原因で神経の出所が圧迫された状態です。

<腕が痺れるのは何故?>

斜角筋症候群では、首の前にある前斜角筋と中斜角筋の間で神経が圧迫を受けることにより上肢への痺れや、肩や腕、肩甲骨周囲に痛みが生じます。

ビリビリ感やしびれ感などの感覚障害のほかに、力が入りにくくなったり細かい動作がしにくいなどの運動麻痺の症状があります。

なで肩の女性や重い荷物を持ち運ぶ人、猫背などの人はなりやすいです。

症状改善のためには周りの筋肉をしっかり緩めていく必要があります。

 

<首周りののストッレッチ>

首周りの筋肉をしっかりほぐすことで神経の圧迫が軽減され、上肢の痺れ感を抑えることができます。

それだけでなく、呼吸がしやすくなったり、首肩のコリに対しても有効なので日常生活に取り入れてみて下さい。

症状が出てから期間が空いてしまうと取り切るまでに時間がかかってしまうので、痺れがなかなか取れない場合は早期の治療をおすすめします。

また、痛みや痺れが強い場合にストレッチをしてしまうとかえって悪化する恐れもあるので無理に行うのは注意が必要です。

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