今回は「膝の痛み」について少し詳しくご紹介します!

膝の痛みというと「膝の使いすぎ」「筋肉が硬いから」と考えられがちですが、

実際には半月板、靭帯、腱、筋肉、滑液包、膝蓋大腿関節など、さまざまな組織が関係します。

そのため、膝痛をみる際には「どこが痛いか」や「どんな動作で痛むか」「どのように発症したか」を確認することである程度の特定ができます。

痛む場所から考える膝のトラブル

膝の内側が痛む場合には、内側半月板、内側側副靭帯(MCL)、鵞足炎、四頭筋腱障害、腸脛靭帯炎などが候補になります。

例えば、身体をひねった際に痛みが出て、その後しゃがみ込みや方向転換で引っかかるような症状がある場合には、半月板損傷を疑います。

一方、スポーツ中に膝の外側から強い力が加わったあと、膝の内側に痛みが出た場合には、内側側副靭帯の損傷を疑います。

膝の外側では、ランニングなどを繰り返す方では腸脛靭帯周辺の障害を疑います。

膝のお皿周辺では、膝蓋大腿関節への負担による痛みや、膝蓋腱炎などが代表的です。

特に階段の昇り降りやスクワット、長時間座ったあとに膝の前側が痛む場合には、膝蓋大腿関節周辺の評価も重要になります。

「どの動きで痛いか」も重要

膝の状態を確認するときは、痛みが出る動作も細かく確認します。

「しゃがむと痛い」「階段を降りると痛い」「走ったあとに痛くなる」

「方向転換で痛む」「膝を伸ばしきると痛い」「曲げ伸ばしで引っかかる」

同じ膝痛でも、この違いによって考えるべき組織は変わります。

関節内に水がたまっていないか、腫れや熱感がないか、膝が完全に伸びるか、曲げたときに左右差がないかなど

問診や動作確認に加えて、症状に応じた徒手検査を行い状態によってエコーも組み合わせて評価します。

エコーでは、膝蓋腱や大腿四頭筋腱、内側側副靭帯、関節周囲の腫れや液体貯留など、表層にある組織をリアルタイムで観察できます。

一方で、半月板や前十字靭帯など膝の深部にある組織については、エコーだけですべてを判断できるわけではありません。

そのため、問診・触診・徒手検査・エコーなどの情報を組み合わせながら、「どの組織に負担がかかっている可能性が高いのか」の検討をつけ施術していきます。

膝だけを見るわけではありません

歩く、走る、しゃがむといった動作では、膝だけでなく股関節や足関節も連動しています。

例えば足首の背屈が出にくい場合、しゃがむ際に膝や股関節で動きを補うことがあります。

また、股関節周囲の筋力や身体の使い方によって、走行時や着地時に膝へかかる負担が変化することもあります。

そのため当院では、股関節や足首の可動域、片脚立ち、スクワットなども確認し、膝に負担が集中していないかをみていきます。

状態に応じた手技療法、超音波治療、鍼治療、テーピング、運動療法などを組み合わせ、日常生活やスポーツ復帰までを考えて対応します。

強い腫れやロッキングには注意

膝痛の中には、整形外科での検査が必要になるものもあります。

・急激に膝が腫れた
・体重をかけられない
・膝が引っかかり、伸びなくなった
・繰り返し膝崩れが起こる
・外傷後に強い不安定感がある

このような場合には、骨折や靭帯損傷、半月板損傷なども考慮し、必要に応じてMRIやレントゲンなどの画像検査を受けることも重要です。

膝の痛みは「どこが痛いか」だけでは判断できません。

痛みの場所、動作、発症機転、腫れ、可動域、不安定性などを一つずつ整理することで、原因となっている組織を絞り込んでいきます。

膝の痛みやスポーツ中のケガでお困りの方は、F.C.C.築地鍼灸整骨院までお気軽にご相談ください!

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